”支援”というより、高齢者や障がい者と共に歩む社会づくり、かなぁ…

「ふくい嶺北中枢都市圏ビジョン成年後見制度利用促進事業に係る連携協議会」という舌を噛みそうな?協議会にオブザーバー参加しています。凄いんですよ。事務局席には連携しようとしている10の市町の行政職員が各2名ずつずらずらっと並び、学識者、士業、各地の社会福祉協議会の代表、裁判所の代表など何十人もの代表者が集まり壮観です。立場、業界、当然視点も異なる各関係者が熱心に意見を述べ合う、ちょっとこのような会議では見られない場となっています。

成年後見とは、認知症の方、知的障がいのある方、精神障がいのある方など判断能力が不十分な方々を支援する制度。法定後見と任意後見の2種類があります。この制度の活用が今後より必要になることを見越し、国が動き出しています。成年後見制度の利用の促進に関する法律の施行、それに基づき成年後見制度利用促進基本計画が策定されましたが、ここで出された全国の自治体への”宿題”が令和3年度一杯で〆切になるんですよね。それで全国動きが激しくなっています。

私の立場はコスモス成年後見サポートセンター福井支部長。事実上福井県の行政書士を代表したオブザーバー参加です。(「コスモス」とは成年後見人行政書士の養成・指導、後見制度の普及活動を行う全国行政書士連合会が設立した法人です)。

なんかおかたくなりました(^^;成年後見についてはまた後日。あと、家族信託の方が後見よりいいんですよね?と相談されることもありますが、内容は実は違って対立するものではないです。

コスモス支部長として、様々な福祉関係者と交流したり、お話する機会があります。同じことが対象であっても、視点の枠組みが違うので刺激になります。私たちはどうしても制度単位で人にアプローチしますが、福祉の方は、人からはじまって制度に向かっていかれる感じ。これからも学んでいきたい。話していていつも思いますが大切な観点は、”支援”ではなく社会づくり。そこに繋がる協議会であり制度であって欲しいと思ってます!現場の人間として、各立場でどんどん発信して、要望していかねば。そして私も後見以外のお仕事も、「人」からはじまる視点をもっと加味したいと思っています。

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